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ある設計事務所代表のだらだらブログ
            日常で感じたことや出来事など、 大まじめな話からくだらない事まで 言葉と画像で綴ります。 お付き合いくださいませ。
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つくるけんちく

Author:つくるけんちく
TUKURU建築設計舎
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かつての職場
数日間に、以前勤めていた会社の同僚を飲む機会がありました。
四人全員その会社を辞めているのですが、建築の世界で働いています。

ほとんどの時間はむさ苦しい現場の話でした。
こんなことがあった、あんなアクシデントがあった、しかし皆が一致するのは
その状況から逃げ出さなかったのが今に繋がり力になっているということでした。苦しい経験は後になってみれば、いい酒の肴なのです。

最初から、現場をうまく運べる人はいません。施主に怒られ、職人にバカにされて、そこで何とかしなけばと思い、一つ一つ何かをクリアーしていくのです。

そういう仲間と考えを教えてくれた職場はかつては名を世間に轟かす存在でしたが、今や資本が浸食され別会社になり下がってしまいました。

また、飲もうと言うことになりました。次回はどんな飲み会になるか楽しみです。
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要望を満たしてくれるとはどういう事か。
お施主さんの要望を満たすというこの当たり前の事って実はなんでしょうか?
予算には制限がありますから、お施主さんの要望100%の実現は無理です。
そもそも、その要望は本当なんでしょうか? 

要望を実現化しようとすると破綻することが分かることは珍しくありません。プロではないんですから当たり前です。実は発見できていない潜在的な要望こそが宝かもしれません。

だから、お施主さんは何となくのイメージだけでいいのです。でも、具体化していくには現実の世界での出会いが必要です。とことんお話をしましょう。そして、自分たちの想いやイメージを具体化してくれないと分かればサヨナラを言って頂ければいいのです。深追いはいたしません。

それから要望を満たすと言うのは、プランだけでなくちゃんと工事を見てくれるか、問題が起こればちゃんと対処してくれるかという問題でもあるのです。

ストックの活用はまだまだ。
年月が経過している家屋を別の用途に使用する場合、規模が大きかったり不特定多数が出入りする場合は用途変更の為の確認申請が必要です。
確認申請を出すので緩和できる部分もありますが、現行基準に適応させる工事が必要です。しかし、築30年を超える日本家屋の場合は相当な費用が かかり、現実的ではないことが多くそれが築100年も経つ立派な日本家屋ではほぼ不可能です。ですので、多くの場合は規模を小さくしたりするか、建て替えということになります。

ストックの活用を政策的に進めているとは裏腹に建て替え(新築)主導の方針は根っこの部分では変わりません。地震国なので耐震診断や改修についての技術が整備されているのに残念です。ルールに基づく耐震改修に法的な効力を与えて、良い建築物については残して活用していけるように整備は出来ないものでしょうか? やり方はあると思います。

いろいろ思うこと
文芸春秋」という月刊誌をご存じですか?
そう言えば、亡き父がよく読んでいたことを思いだし、購入しました。
結構コンビニで置いてあるので、固定読者がいるのでしょう。

中を開くと、プリツカー賞を受賞した伊東豊雄氏が紹介されていました。
プリツカー賞といえば、建築界のノーベル賞みたいなものです。
どんな気分なんでしょうかね?

ところで、子供の頃の文芸春秋はやはり難しすぎて記事の内容はほとんど理解できませんでした。ただ、立花隆氏のロッキード事件の記事はいまでも読んだ記憶が残っています。全部は分かりませんが、ただ事ではないという思いで読んでいました。

あれから、長い時間が経過しましたが、政治はさらに弱体化していてきているようにも感じます。

今日買ったこの雑誌を少しづつ読んでいこうと思います。
ネットの嘘か本当か分からない記事より良いかも知れません。

電車での移動
崖s
今日は、打ち合わせを電車で移動しました。
妻がどうしても車が必要なので譲りました。

ゆったりと音楽を聴きながら、駅からは徒歩です。
車移動では築かない色んな発見があります。

たとえば、こんな30度を超える傾斜地の販売。
眺めは琵琶湖が一望できて良いのですが、リスク回避のためにの
コストはかなりかかりそうです。隣地は家が建っていますが、
鉄骨で支えていたりしてとても怖い構造です。

とにかく、いろんな発見がありました。ゆっくりとしたスピードでの移動は
見落としがちな何かを発見できます。

涼しい外気を室内に。
この季節になると、クーラを使わないと夕方以降は室内温度>室外温度になります。つまり夕方(だいたい18時以降)は外に出た方が涼しいのです。

もし、夕方にこの涼しい気持ちの良い空気を室内にうまく取り込むことができれば室内に居ながらできるだけクーラを使わずに体感的な不快を低減できるのです。上手くいけば気持ち良さにもなるのです。

今日は17時で室内31.5℃で外気28.5℃でした。この3℃の涼しい外気をどうように通風として取り込めるかというのがパッシブ的な設計手法です。
まだまだ、考える事や改善させることはあります。

川辺の風景
草津市の伯母川という川辺の風景です。
川に下りる石の階段があります。
橋があり、間知石積みが水面に浮かんでいます。
とても涼しげなで懐かしい感じのする風景です。
構造物が時間と共に自然に馴染む風景は実に良いものです。

IMG_0702s.jpg


ネットで注文住宅はできません。
インターネットで、まるで通信販売の様な感じで住宅を供給している会社があります。100を超えるプランから選び、すぐに販売価格が分かります。打ち合わせが殆どない、変更はできないという条件でローコストでもあります。もちろん、そのローコストは施工者の工事単価の圧縮(犠牲)に依る処もあります。

土地が決まっていたら、営業マンは地盤調査をして、基礎や補強などの加算分を上物価格にプラスして見積もりを出して契約します。後は1日で色の打ち合わせをして、着工完成です。

設計者はここでは出てきません。この販売システムに関わったり、地盤調査の結果から基礎とその補強を決めて終わりです。後はCAD課の人たちが自動的に図面を製本します。会社によっては図面は外注というところも多いでしょう。

時間が無い人やあまり家にこだわりがないが、そこそこの性能に家が欲しいという人には向いていると思います。しかし、注文住宅とは正反対の考えであり、こだわりのある人には向いていません。そして、ネットである程度のやりとりはしても、入口はネットでも現実の世界でお会いして何回も対話や打ち合わせをしないと注文住宅はできません。これは、現場ごとにカスタマイズをしないといけないリフォームも同じです。これが面倒という方は注文住宅は不向きです。

設計事務所の人間の多くは営業が得意ではありません。深追いはしない人が多いと思います。注文住宅を考えている方は設計事務所や住宅会社の人と現実の世界で会ってみて話を聞くあるいは考えや悩みを話してみるところからスタートしてみたらどうでしょうか?



リフォームの段取り
暑さが去り、秋になったら予定しているリフォームの仕事があります。
どこまで、そしてどの計画で実施するかはこれからです。
まだ、先だと思っていましたが、ある程度の規模はあるので
時間があるうちに進めなくてはいけません。

一度、施工者との現場確認は終わっているので、これからは
明細の図面と仕様を決めていく必要があります。
また、見積もりのための積算もしないといけません。
施工者とはその積算の数字からの労務費などの交渉をします。
設備やサッシも提案していく資料を作ったり仕入れ値の確認もします。

リフォームは設計から施工まで多くの事を手がける体制で進めます。
ということで、本格的に取り組もうと思っています。

熱中症対策は十分に。
建築現場では、熱中症が発生する季節になりました。
以前、私もなったことがあります。
3年くらい前の夏、たぶん7月の終わりごろです。
築50年以上の木造住宅のリフォームに関わっている時でした。

熱中症は突然なるものではなく兆候がありました。
2日前くらいから、暑さに今まで以上に辛さを感じるていました。
自動車の運転も休憩が多くなります。

ついに、その現場に居る時、暑く感じなくなりました。
ふらふらするので、このまま帰宅したと思います。
とても寒く感じます。震えながらベットに横たわっていました。

1日休んで、仕事には復帰しましたが、1週間くらいは、暑さがとてもつらく、車の運転も20分くらいが限度でした。

現場の大工さんは大丈夫でした。身体的には楽な自分が熱中症に罹って申し訳ないと思いました。工事監理や管理者は、やはり現場のことを考えると熱中症にならないにように十分に対策すべきと感じました。

おもしろい蓄電池
世間ではスマートハウスなる家が流行っています。
大雑把に言えば太陽光発電パネルに、蓄電池、HEMS(これは必須)の機械の組み合わせでもあります。だいたい300万~500万くらいコストアップです。

その蓄電池は多くは、「鉛蓄電池」と「リチウムイオン蓄電池」にタイプがわかれますが、変わった方法の蓄電池があります。

簡単に言うと、電気エネルギーを回転エネルギーにして蓄電して、取り出す時は、回転エネルギーを電気エネルギーに変えます。その蓄電池の中は金属の駒が回転しているだけです。フライホイール・バッテリーと呼ばれています。今までもあったのですが、効率がかなり改善できるようです。340kgあり15kWhの蓄電が可能になるそうです。

既存の蓄電池は10年くらいで交換るす必要があり廃棄物がでますが、この方法だと相当長く使用できそうです。これで初期投資が少なく抑えることができれば期待はもてそうですが、まだまだこれからの技術のようです。

ただ、個人的には重装備なスマートハウスは選択の一つであり、風通しや採光や断熱などを先に十分に検討すべきと考えております。

面白い技術なのでご紹介します。

回してためる!自然エネルギーの弱点を克服する、次世代エネルギー貯蔵システム「VELKESS」[green power funding]
http://greenz.jp/2013/07/09/velkess/

ブルーベリー収穫
今年は沢山のブルベリーが採れました。去年が2,3粒程度だっとなので大幅増です。
ジャムを作るまでまでには足りませんが、味を堪能できるくらいは採れました。
やっぱりブルーベリーは美味しいですね。

ブルーベリーs



多くのことに関わり完結させる。
お客さんと向き合う者が、多くのことに関わり完結させる。
考えはいろいろでも、このスタンスは重要だと思います。
小規模の組織が住宅販売に傾くほどリスクと不幸は増大します。

すべてに関わることは、出来ませんが、何に関わるか、そして間接的なことでもどれだけ理解できるか、体制づくりはまだまだ途中です。

おじぎ草から思う事
手で触ると、葉が折り畳み、枝がだらんと下がりまります。
おじぎ草は、動物の神経内の電気信号とよく似た働きで
触られた事を感知するそうです。不思議なものです。

植物は自然の摂理で生きています。
動物も自然の摂理で生きています。
住まいや建築も自然の摂理に良く従うように建てれらるべきものでしょう。

自然の摂理とは?
それを追い求めたのが、フランク・ロイド・ライトの有機的建築なのかもしれません。
オジギソウs


雨やどり
昔、さだましの「雨やどり」という歌がありました。コントのような歌ですが情緒溢れる歌でした。

雨やどりで偶然出会った男女が惹かれあいプロポーズするという歌詞です。
子供の頃に聴いたのですが、その雨やどりは軒下なんだろうと想像していました。

まだ、軒下がなんとか街の風景だった頃の歌です。だから、歌もそこそこヒットしたのでしょう。梅雨空を見ながらそんなことを思いました。

木造住宅の構造計算
木造の構造計算何をするのでしょうか?
地震や風などの力が加わると家が変形しますが、その変形が範囲内になるか、或いは水平の力に対して持ちこたえる(負担する)壁がバランス良く配置されているかなどです。バランスが悪いと、家が回転するようになり崩壊します。

また、柱が土台から引き抜かれないかとか、荷重に対して梁や柱は大丈夫か
床はきちんと硬いか(剛性を有しているか)などです。

ざっくりとした説明ですが、計算などで確認して、現場をきちんと監理すれば
耐震性の高い家になります。

その為には、早い段階で構造チェックを行い、確認しながら家づくりを進めることが必要です。

偶然の出会い

街中で偶然、お施主さん出会いました。かなり高額のリノベーションをさせて頂いたお施主さんです。すでに御年は80を超えますが、背筋はピンとして姿勢が良いです。22才で独立して商売を始め、いまでも現役だそうです。恐らく、いろんな現実を見て、苦労はイヤほどされているでしょう。全てを超越したような昭和の海千山千の勝負師の雰囲気です。

儲かれば楽しいし周りも幸せになるので頑張りなさい」と激励されました。
大変な現場でしたが、このような事を言ってもらえるお施主さんは、とても大切な存在です。

とても良い偶然の出会いでした。


朽ちても・・・・
家は建ってから、時間をかけて朽ちていく運命にあります。途中メンテナンスや修理をして延命したり、住人の要望の変化に対応出来るようにリフォームをします。

朽ちても、味わいのあるもの、美しいもの、そこに日本的なるもの、それが
詫び寂びという事になるのでしょうが、それには住人の住まいへの愛着さらには執念が必要です。

建築家は住人の執念の対象となる箱をつくるだけです。
建築論や社会的意義は敷地の土地の中にそっと埋めるものです。
住む続けるという執念を燃やす住まいを一緒につくりませんか?

えっ 木を成形する?
TVで、チップ状の木材を押出成形するということの取り組んでいる研究者の番組を放映していました。木質流動化技術という技術で木材そのものに温度をかけて圧縮すると、リグニンの働きで細胞が流動化し、型内成形できるという技術です。

これによって、お猪口などが成形技術で出来ます。木材加工無して、婉曲を伴う木製の日常品ができるのです。まだまだ、発展途上ですが、国産の木材流通の活性化につながると期待されているようです。

木材を(型内)成形する。だれもが思い付かないことを、他人からバカにされてもやり続けて成果をだす。なかなか出来るものではありません。

この技術がどのように建築と関わるかは分かりませんが、つくることの大切さを認識させられる内容でした。

建築家 澁江 和宏さんの家づくりプロフィール
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